セシーズイシイのカスタマイズ事例:

「初めて部屋に愛着が湧きました」。 目指したのは、カフェのような寛ぎ空間。

カスタマイズ箇所: 床の貼替、壁の塗装(DIY)、扉、シンク戸、シューケースの塗装、棚の取付、配線工事

古木風のタイル、手塗りっぽさを残した土壁、足場板で作った棚。居住者のKさんは、“カフェのような居心地の良さ”を目指して部屋をカスタマイズしました。

——この物件と出会った経緯を教えてください。

武蔵小杉近辺に住みたくていろいろ物件を探していたとき、不動産屋さんに「カスタマイズできる物件がありますよ」と教えていただいたんです。自分好みの部屋にできるのはいいなと思って、興味を持ちました。

——カスタマイズのテーマは?

カフェが好きなので、落ち着いてお茶を飲めるような部屋にしようと思いました。ネットで自分が好きなインテリアの写真を集めて「こんな風にしたい」と相談し、何度も打ち合わせを重ねながらイメージを固めていきました。

棚には本やアロマキャンドルなどが置いてあり、本当にカフェのようなお洒落さです。

——こだわったポイントを教えてください。

テレビを置く側の壁ですね。カフェっぽい雰囲気を出すため薄いグレーの土壁にしました。好みの色が出るよう調合してもらって、業者さんと一緒に塗装しました。棚の木は足場板だそうです。イメージを伝えたところ、「この素材がいいんじゃない?」と提案してくれました。

ベッドサイドの棚は、ケータイを置いたり時計を置いたりできるので便利だそう。

巾木(※壁と床が接する部分に設ける部材のこと)とベッドサイドのテーブルにもこの足場板を使っています。床は石井さんの提案で、古材風の塩ビタイルをヘリンボーン貼りにしました。

古材風の床が良い味を出しています。掃除しやすく、傷を気にしなくていいところがポイント。

部屋がお洒落になったのにキッチンだけそのままというのもな、と思って、直前になってキッチンもカスタマイズすることにしました。部屋は落ち着いた色味で揃えたので、キッチンは派手にしようと赤で統一しています。

シンク下の扉とシューケースを赤で塗装。料理をするのが楽しくなりそうなキッチンです。

——壁の塗装を一緒に行ったそうですが、感想を教えてください。

楽しかったです!一人だったら大変だったと思いますが、石井さんやみなさんが手伝ってくれたので助かりました。家を造る人がどんな風に考えてどんな風に作業しているかわかったので、「大切に住もう」という気持ちが強くなりました。仕事の都合で過去7〜8回引っ越しを経験していますが、こんな風に愛着を感じられる家は初めてです。

もともとは木の色だったドアとお風呂部分の窓も、部屋の雰囲気に合わせて白く塗装しました。

——般的な賃貸では、大家と居住者は顔を合わせないことが多いと思います。「大家と居住者が一緒に部屋をつくる」仕組みについて、どう感じましたか?

これまでそんな経験がなかったので少し不安だったんですが、すごくいいなと思いました。石井さんは相談しやすくて、打ち合わせでは親身になって一緒に考えてくれました。壁の色を決めるときに悩んでいたら「変えたくなったらいつでも塗り直しますから」って言ってもらえたし、「ここにテレビを置きたい」と言ったらそれに合わせて配線工事までしてくれて。「そこまでしてくれるんだ」って驚きました。

「せっかく自分好みの部屋になったのに散らかすのはもったいない」と、こまめに掃除するようになったそう。

——入居を考えている方へのメッセージがあればお願いします。

こんな風に自分の暮らす部屋をカスタマイズできる機会って、一生のうちにそうないと思います。しかも、こんなに大家さんが協力的というのも珍しいんじゃないでしょうか。人と一緒に部屋をつくっていくってすごく楽しい経験なので、迷っているならぜひ、おすすめしたいです。